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大化改新の方程式(157) 朝鮮半島外交における現実的な課題

しばらく脱線してしまったあげく長らく更新が滞っていたが、ここで乙巳の変の一因となった「韓政」をめぐる対立を論じていたところ(古代史の謎は「鉄」だけでは解けない大化改新の方程式(152))に戻ろう。

そこでの私のテーマは、乙巳の変前夜における親百済派と親新羅派の対立図式を明確にすることだった。
そのために論ずべきは、「倭国にとって朝鮮半島外交におけるもっとも現実的な課題とは何か」ということだったが、私はそれを「鉄素材や金銀銅の鉱物資源の獲得」と「中国大陸・朝鮮半島の先進文化の導入」であったと考えている。

そして、前者が“任那の調”の内実であったという推論のもと、乙巳の変の背景として、あくまで百済に圧力をかけ続けて占領地(旧伽耶)からの金銀銅提供の譲歩を勝ち取るという意見(親百済派)と、苦境にある新羅に恩を売り新羅からの金銀銅の供給ルートを確保しておくという意見(親新羅派)との確執があったとみた。

次回からは、もう1つの論点である「中国大陸・朝鮮半島の先進文化の導入」について考えてみたい。

(とりいそぎ広告表示を消すための記事投稿にて、中身がないことご容赦ください)

テーマ : 歴史 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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